11 属七和音2(音楽理論) - 二胡弦堂


 属七和音を短調、さらにソプラノ課題で和声を付加する方法です。

 ① 重複する音は、主音、属音、下属音、上主音の4つ
     短調においては特に重視します。


 ② 導音には臨時記号をつける
     短調においては導音と主音の関係が全音になるので導音を半音上げる。


 ③ ソプラノ課題は必ず終止の所から考える
     偽終止と全終止のDは可能な限り、I46→V7とする。


 ④ 明らかなTとDを見つける
     ミ(中音)→Tonic、シ(導音)→Dominant。例では導音は既に入っていますが、中音は2つあります。


 ⑤ TDTかTSDTのどちらかを当てはめる


 ⑥ Tのソプラノが中音→バスは主音I、主音属音→バスは中音I6


 ⑦ I6の前がDならV2






 この練習課題で復習します。


 終止形から先に仕上げます。半終止の前はSなので後で考えます。


 明確なTとDを見つけます。


 TDT,TSDTのパターンを見つけます。ピンクの部分を追加しました。


 I,I6を埋めます。


 属七の和音を使うということであれば最初の空白は、V56が使え、内声部も自ずと決まってきます。Sは2通りあります。


 どちらでもいいので最終稿はIIとします。ここでIVを聞いておきます。


 後半部分も属七の展開形を使い、内声部も確定します。SにはIIが使えそうですが、8度の禁則になります。一応、聞いておきます。


 IV6に修正して完成します。

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