顔義和は清末から民国にかけての製作家です。顔吉興とほぼ同時代の人です。顔吉興と比較すると柔らかい芸風です。側面の如何にもディズニーでありそうな感じの造形は、コスト面で現代に製作するのは難しいでしょう。裏側は写真では綺麗に見えますが、もう少し荒くて汚いです。底板にこの仕上げ方のものを使うのは民国あたりで少なくありません。一見プレス機械で出してきたようにも見えるのですが、厚みにむらがあり、左官のような仕上げ方なのでシャーベット状の材料をコテで均して作ったように見えます。こういうものは清代や近代以降にはありませんから何かのノウハウの可能性が高いと思います。清と近現代は全体に同じ材料を使う傾向ですが、民国は底と側面、蓋で別個に材料を考える傾向です。また清代には小石のような細かい材料を叩き切らずに粒子感を残したようなものを底板にだけ使ったりしますので、底に関しては粗い材料の方が良いという何らかの理由があったものと思われます。それはおそらく音でしょう。甲高い音は印象が安っぽいので低く抑えて消すようになっています。横17
x 縦12.5 x 高8(cm)。顔義和 yán yì hé
潮州・顔義和 海棠茶盤 ¥150,000




