潮州・顔氏は錫製茶盤製作の名門で現代まで継承されています。しかしネットも含めて潮州茶盤自体の資料が全く見当たらず、状況はよくわかっていません。小店の調べでは、おそらく清末以前はお椀のような形に蓋を付けていたようなものだったところに、顔吉興あたりが現代にも残る潮州茶盤の様式を確立し、胴が縦にまっすぐ降りる形の潮州独特の形状を確立したものと思われます。現代に至るまで潮州茶盤はほとんどこういう形式になっています。本品はその最初期のものと思われ、顔吉興は清末以降に製作した人なのですが、欧州列強にも販売するためか英語の印も入れられています。銅の絲が施されており、側面は吹付けで手の混んだ仕上げがなされていますが、さすがに100年ほど経っているためか一部に剥がれが見受けられます。あまりに古すぎて、水漏れもあったようで修理してあります。漏眼は古銭の部分は面取りしてありますが、草の葉はソリッドなままです。重厚感に満ちた、ただならぬ雰囲気の文物です。横15
x 縦12 x 高7(cm)。顔吉興 yán jí xìng
潮州・顔吉興 双古銭款海棠茶盤 ¥120,000








