タイ語で薔薇科の檀木、ローズウッド(紫檀)をチンチャンと言います。これは今までに中国で見たことのない材です。見たことのないものはこれだけではありませんでしたが、規制が厳しいようで、外国には売られることはないようです。そういう東南アジア独特の材ですが、実に香ばしい音がします。
付属品は弓以外にケース(黒)、松脂、換弦、駒です。松脂は本来、先から出ている紐に火を付けて胴の弓が当る部分に垂らします。そうせず松脂の先を弓毛に擦り付けても使えます。使いにくいですが、中国にないタイプのものなので付属しておきます。外換弦は2倍の長さがあると説明を受けています。材質は絹です。弓毛は人工のタイプです。タイではこのタイプと本物の馬毛が混在しています。珍しいということと意外と良いのでどんな感じか確認してみて下さい。この換え毛が入手できず以降は中国の本物の馬尾のみになります。