一日弦堂 - 二胡弦堂


 2020年2月1日(土)午後1:00~5:00の予定で、東京・秋葉原の万世橋にあります光舜堂店舗を西野さんのご好意でお借りして出張致しました。

 主な目的は古楽器をご覧いただこうと、本来二胡とはこういう響きだったというのを体感する場所を一席設けるというものでした。西野さんの強いお勧めで、ぜひ皆さんに響きを知っていただきたいということで実現し、これは本当に"ご好意"で無償で場所を提供していただきました。予定は5時まででしたが7時頃まで盛り上がり大変ご迷惑をお掛け致しました。チェンミンさんも来店され、多数の古楽器での演奏を聞かせていただきました。ありがとうございました。

 まず反省点としては、元の目的である「材をしっかり鑑賞する」というのはほとんどできませんでした。珍しい楽器が多かったので、またそれらが実際に古い楽器だったので、体験いただくだけで終わってしまったことです。しょうがないかもしれない。しかし皆さんには二胡本来の響きを体験いただけたのではないかと思います。絹弦に抵抗がなくなった方も増えたのは良かったと思います。耳が慣れると、家に絹弦を持って帰ってご自身で演奏されても「これでいいのか」という不安がありません。そういう面で少し前進があったのではないかと思います。

 次回また何かできるのであれば、引き続き古楽器はご用意しますが、同じことをやっていてはしょうがないので、さらなる趣向を考えたいと思います。

 左からチェンミンさん、浜松・アオイ楽器の川上社長、西野さん、電子二胡の開発者・大内博士、中国文学の佐古先生、弦堂です。映像の後ろにも多数の方がおられて大勢の皆さんに聞いていただきました。