早期国営宜興紫砂一厰段泥水平壺 - 二胡弦堂


 70,80年代に段泥を紫砂一厰で焼いたものです。片方に「請飲 中国烏龍茶」と書かれています。簡体字ではありません。容量の小ささから台湾への輸出用だったと思われます。文字は片面だけで、もう一つは文字がありません。文字がなかなか素晴らしく、風格があります。

 早期国営宜興紫砂一厰
 段泥水平壺
 
  ¥15,000 55cc

 良質の段泥は得難いので貴重なものですが、この容量であれば烏龍茶ぐらいしか使い道がなさそうです。特に台湾茶はこういう小さいものが結構合います。緑茶であれば200ccぐらいの大きいもので容積の半分を使う感じになりますので、これだけ小さいものは面倒な感があるし、発酵茶は黒ずんできます。烏龍茶の場合、茶葉の使用量が結構厳密ですが、それを毎回計測するのは面倒です。そのため、このような小さいものなら目分量でミスがなくなります。烏龍茶用で小さいものが多い主要な理由です。また、烏龍茶では小さい茶壺の方が濃厚になります。大は小を兼ねる感じではありません。鳳凰単叢でも小さい方が濃厚になります。白茶も茶葉を少しずつ丁寧に淹れる場合は小さい方が良さそうです。