荥経茶杯 - 二胡弦堂


 四川省の有名な茶の産地のあたりで漢方薬を煎じる鍋を作っているところがあります。荥経(Yíng jīng)というところです(地図はクリックで拡大します)。漢方は自然の生薬を煮出すので口当たりが悪いのですが、荥経の泥を使うと滑らかになるということで昔から使われてきたものでした。本来は茶器に使う泥ではありません。煮出すものに使います。土鍋に近いものです。


 四川・成都の南方では緑茶の献上品とチベットへ送る黒茶を生産していました。なかでも黒茶系、普洱茶とこの泥は非常に相性が良く、実に奥行き深く、そして甘くします。もっとも、普洱茶は漢方のようなものなので相性が良いのはそのためでしょう。

  荥経茶杯 ¥1,000

 荥経が茶壺の生産を始めるようになったのは近年で、まだ10年余りしか経っていません。本品はその最初期のもの2000年代のもので、骨董というほど古くはないのですが、全く無名だった頃のものでレアです。専用の箱はありません。