この材は中国では「薔薇紫檀」と呼ばれています。しかしそれでも黒檀の表記にさせていただきました。現代中国では真っ黒な烏木でさえも、それが本黒檀であれば、それを紫檀と呼んで質を明確化させます。質に関してはその方がわかりやすいと考えることもできます。しかし植物学的分類とは異なります。20年ぐらい前は中国でも黒檀は黒檀でした。しかしその頃は現代のような黒檀はありませんでした。現代では質の良い黒檀は黒紫檀と言ったりもします。こういう明確な区分がある中で薔薇紫檀との呼称ですが、この理解の範囲内であれば、黒檀紫檀どちらでも構わないでしょう。相当金星が出ている良材です。創瑕も見受けられ、最後の写真で確認できますが、削って直すわけにもいかないのでそのままにしてあります。90年代のものです。
