光舜松脂「0」
天然熟成された松脂そのものと同じ質を持ったものです。
大変細かな粒子、染料に近いほどの細かな粒子になっていますので、弦を振動させるときに非常に敏感に、あらゆる弦の振動を実現します。そのため拾い出す倍音が増え大変ふくよかな音色になります。芳醇な音色を擦弦楽器に実現させます。音の立ち上がりが極めて速いです。移弦などした時に滑るようなこともありませんし、音が一つづつ粒の様に反応します。高度な技術に対応してくれますし、その技術を活かしてくれます。
光舜松脂「K20」
Kタイプは、松脂そのものを活性化して、より硬い粒子になっていると考えられます。ヴァイオリン系の楽器の弦を、よりしっかりと振動させられます。そういう点で楽器本来の持っているポテンシャルを引き出すとも言えます。音の立ち上がりの良さと切れの良さが共存している点では、すでに販売されている0番と1番と同じです。オーケストラや室内楽の様な合奏より、ソロでの演奏、あるいはジャズやポップスなど他の管楽器などと一緒に演奏する際には向いているようです。
Kは表現力が強いので、楽器、演奏両方で良くも悪くもポテンシャルが引き出されます。悪い意味では、楽器の不備や演奏のちょっとしたミスが顕になります。その代わり、より自在に表現でき、楽器のチューニングもやりやすくなります。楽器の調整がきちんとされているはずであっても、このKタイプは弓や楽器の優れているところを引き出すとともに、不具合なども現れてきたりする可能性もあります。その際には是非きちんとした調整を受けてみるのも良いかもしれません。
Made in 東京の松脂、光舜松脂に新しい作品K20が加わります❣️
0と1は例えば農業などに例えれば、有機栽培に近く大変豊かな風味を味わえます。K20は、行ってみれば水耕栽培などのように、その味わいをより強め効率的に熟成した野菜の様な感じかもしれません。
65%に分量を減らしたものもご用意しています。板への接着面ギリギリまでは使用できないことも考え合わせると65%は費用対効果で不利です。しかし一般の松脂よりはるかに消耗が少ないので、65%でもかなり長期にお使いいただける筈です。