二胡はどれぐらい流行っていますか? - 二胡弦堂


中国の新幹線。長距離を走るので寝台がある  どうしてこういうことが気になるのかわかりませんが、時々ご質問がありますので、ここに調査結果を掲載しておきたいと思います。

 愛好者の人口調査とかそういうことも現実的でないと思いますので、恐らく詳しいことは誰もわからないと思います。一般的には、中国は80万人、日本は2,3万人だろうと言われているようです。中国は胡琴類全部を合わせるともっと多いと思います。しかし、ここではトレンド(流行)について気になっているわけですから「何年か前より今はどうなのか」とか、そういうことが明らかになっていくのが好ましいのではないかと思われます。
 そこで、これ。

Google Trends

 グーグルが、検索のトレンドを調べることができるようにツールを用意しています。これを使って動向を探りたいと思います。

 まず下のグラフですが「二胡」という単語を使い、世界中の人がパソコンで調べた回数を示しています。

二胡ワードでの検索回数の推移

 これはグーグルの検索回数なので、グーグルが中国から撤退するような話が出た2010年には回数が減っていますが、この部分を省きますと2005年以降横ばいであることがわかります。
 検索した人の国・地域の内訳は下のグラフです。

二胡で検索した人の在住地

 日本は4番目になっています。しかしおそらく二胡人口は日本の方が香港より多いと思います。台湾、シンガポールも検索回数ほどには多くはない筈です。これはネットでの情報量と質が関係しているのかもしれません。中国語・繁体字では優良情報が多いので、ネットを使って二胡をより良く知ろうという人が多いのだと思います。中国は二胡人口の割には少ないと言えるかもしれません。しかし中国は書籍などの充実度で他国を圧倒していますので、ネットに大きく依存することはないと思います。それと中国での利用法を考えると多くの人が二胡専門サイトへと直接行くと思いますので、検索を使わずブックマークを使うことが多くなりがちだとも考えられます。
 上のグラフで「Japan」をクリックして日本の状況だけ調べてみます。

二胡を検索した日本在住者

 浮き沈みはありますが、基本的にはここ数年同じ状況です。ネット使用者は年々増えている筈なので、それを考えると後退しているという考え方もできないことはないかもしれません。結局何もはっきりわかりませんでした。
 最後に「バイオリン」と比較してみたいと思います。

二胡とバイオリンで検索した人の比較

 青が「二胡」で赤が「バイオリン」です。平均の差は11.2倍です。どちらも余り大きな変化はなく穏やかです。二胡人口は今後大きく増える可能性が低ければ、劇的に増える可能性もそんなにない、流行は基本的にない、ということで結論としたいと思います。




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