茶葉科学研究所製毛突 - 二胡弦堂

 

 中国では茶専門の農業研究所があります。最近の中国茶の目覚ましい進歩は、現地の品評会などで各社、団体、個人の努力を喚起するだけでなく、専門機関での研究もかなり重要性があります。このような茶は一般に販売されておらず、関係者の中で需要があって量が多くはないということもあって地元だけで消費されています。あまり多くはないのですが、一部購入できましたのでここでご紹介する次第です。

  10g ¥300

 ご注文は10g単位でご指定がなければまとめて1袋で発送です。かなり軽いので10gでも割とありますので10gからにしてあります。

 この茶の開発のコンセプトは、昔飲んだあの味、今はなくなった昔のお茶の味の復刻です。研究所としては肥料が科学的なものに変わってしまったのが昔の味を失った根本原因と考え、2年掛けて土壌の改良に取り組み、この時に主に使用されたのは落花生から油を搾った後のカスでした。様々な肥料を検討した結果、これがベストだという結論に至り、数年越しに完成したのがこの茶だということで、素晴らしいという評価のもとに近隣の専門家に供給されてフィードバックが求められたものです。2019年春の新茶になります。

 研究所なので駄作もできてしまうのですが、ともかく農薬とかいろんなもので汚染されていないということで、関係者の中では品質に構わず親しまれているようですが、本品は商業化も可能であろうというぐらいの自信作とのことで、それがどういうものなのか、よろしければ試してみてください。こういうものが数年後に市場に出てくるのだと思います。弦堂では18年のものは試していないのですが、これは不満があったらしく、今年の本品は問題点を克服して大きく前進したものだとのことです。まだ開発を続けるのかもしれません。売り切れましても、研究所がまた面白いものを開発しましたら別のものをご紹介できると思います。






 この茶は毛突という緑茶の一品種で、この名称で推測された方は、ダージリンのファーストフラッシュと同じなのかと思われたと思います。実際、仕上がった茶葉の外観も似ているので製法を移植したものと思われます。産毛で覆われた新芽を摘んだ高級茶です。しかしこれは緑茶であって紅茶ではありません。そして味わい、扱い共に日本茶とほとんど同じと見ていただいて構わないと思います。中国緑茶で独特の日本茶の濃厚さを出そうと思ったらインドの製法が良かったということなのだと思います。ただ日本茶と違うのは何煎も淹るということです。これは意外とすごいことです。研究所からの指定では、まず100度の沸騰水を作り、それを湯冷ましで85度に下げたものを使います。これは重要だと通知されています。さらに茶壺は段泥、特に本山緑泥、段泥系がなければ紅泥で淹れるよう指定されています。弦堂の方からは備前、常滑も推薦します。