景徳鎮薪焼白瓷壶 - 二胡弦堂


 小型白釉茶壺は中国では常に多くのものが市場に出ていますが、品質の違いがわかりにくいので、良いものはすぐに淘汰されてしまう傾向があります。それほど高価でなくても良いものはありますので、常識的に考えると当然の感もあるのですが、飽きのこない、長く満足して使えるものを作るのは容易ではありませんから、そのあたりを加味して考えると難しいものがあります。それにも関わらず、日本には良いものがたくさんあります。中国では日本から学習して製作していますが、はっきり言って表面しかわかっていない、とにかく立派なものを作ろうと頑張っていますが、そんなものは文化人は買わないということがわかっていません。そういう感覚のところに薪を使って自然の釉薬を用いる備前の技法というのは中国人をたいへん感銘させました。どうしてか? 人間の作ったものよりコンピューターに作らせた方がましという環境下において自然界というのはより偉大なのです。自然は裏切らないのです。本物なんです。自然に任せれば本物ができるんじゃね? そうだそうだ、という感じで、薪を使って焼いたものは大陸ではとても人気があります。しかもその天然灰釉が血流に良い作用があるというところが決め手になった、医食同源を本旨とする彼らの根本から満足させるに十分のインパクトがあったのは間違いないところです。窯の中の管理が限られている関係で品質が一定しないので成品率が低く、どうしても高価になるにも関わらず、そこは中国人、価格は関係ありません。結構売れるので、作っていないところはないのでは?というぐらいの勢いが一時の流行に止まらず、相当長期に支持されています。そうした中から出てきた本品ですが、やはりこの品も現在市場から消えています。白磁の薪焼は珍しいものです。表面に流れていると批判した手前こういうことを言うのはおかしいですが、端正なフォルムで中華の雰囲気が色濃い佳品です。

 元々、価格はもっと高かった筈ですが、中古が流れる中で入手したものなので、比較的安価です。

¥12,500


 すでに販売されていないものなので、これ一点のみです。

 容量は約130mlです。

 箱がないので、厳重に包んでの発送になります。



















二胡弦堂
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