人面氷裂茶壺 - 二胡弦堂


 いや、参った。。。。。

 残りの人生でこれほどのインパクトに遭遇するとは予想すらしていなかっただけに、ただただ「素晴らしい」としか言葉が出ないのです。何より造形美が素晴らしい、泥をこねるという作業で人類はこれほどのものを作れるのか、やたら使いにくいという一点を除いては実にパーフェクトなのです。顔面全体の氷裂がこの作品の格調をさらに高めている点も注目に値します。

 さて、これは作品の雰囲気から推し量るに中国人の製作ではないでしょう。おそらく誰もこれでお茶を淹れたことはないでしょう。おそらくこれはミルク入れでしょう。中に茶漉しがない上、円錐形の口に茶葉が集中しますので、茶はすぐに詰まるはずです。彼にとって一番好ましいのは置物として安置されることでしょう。

  ¥3,400


 この作品の弱点を挙げるとすれば、帽子が要らないのではないか、これがデザイン的にも使用感の面からも弱点になっていないかと思うのです。使われている泥も脆いのか蓋の内側に欠けが何箇所か見られます。これほど掴みにくい蓋もそうないでしょう。中に熱いものを入れるのでなければ、両側の耳を掴めば良いのでそうすれば使用感は上々です。

容量は測ってもどうしようもないと思うので測っていません。ボールペンを側に置いていますので、それで大体の大きさがわかるでしょう。青磁の皿は含まれません。

 箱は以下のもので、紐と茶敷、茶壺袋も付属しません。



















二胡弦堂
創業2008年 二胡弦堂