欽州レポート - 二胡弦堂


 2017.12.17に広西自治区にあります欽州というところに行ってまいりましたので、たいした内容ではありませんが、一応そのレポートをここに掲載いたします。わざわざ行く程、興味もなかったのですが、ここへ寄るとちょうど乗り継ぎに良かったのでついでに見ておこうという感じで訪問したものです。ここは欽江沿いにある紅泥と白泥を混ぜて陶器の泥として使うという珍しい製法でよく知られたところです。泥工場までは見に行く程の熱意はなかったのですが、川は見てもいいか程度で寄ったものです。右の写真がその川です。

 投宿した場所は長距離バス停付近だったので、そこからそのまま東に進んで川に行き、すぐに下に降りて西岸を観察したのが左の写真です。これがいわゆる"紅泥"なのか? おそらくそうでしょう。どこにでもありそうに見える普通の土のようですが、確かにこれだけキメの細かい泥はなかなかないような気もします。川岸には降りれるようになっており、簡単に採集することができます。

 東の岸はというと白泥なのですが、これもどこにでもありそうな感じなのです。単独では作れないということなので、混ぜたのは名案だったということなのでしょう。混ぜるのは潮州でもそうですし、備前もそうです。しかし川の両岸から違う泥を採集するというのはかなり珍しいことだと思います。写真の光の当たり具合も良くないのでわかりにくいですが、肉眼で見ても、確かに言われれば、白いかな?赤いかな?とは思いますが、宜興の泥のような特別な感じはありません。

 橋のすぐ近くに博物館があるので見にいくも工事中です。図らずも不法侵入的な感じで強行突入すると、展示室には鍵がかかっておらず服務員もいないので、そのまま侵入しての閲覧が可能です。ちなみに弦堂は捕まっても構わず素晴らしいと大絶賛し、警備員と仲良くなって出てきますので問題ありませんから、皆様はくれぐれも同様の行動に出ることのないようにお願いするところであります。また日本ではこのような手は通用しないことから特に注意を促す次第です。巧みに侵入を果たすも肝心の電気のスイッチの在処がわからず、暗闇でのお宝鑑賞となります。写真では若干明るそうですが、実際には暗闇です。お宝の芸術的価値をこの目で直に確認できなかったのは大変残念ながら、歴史的遺産に近づいた事実そのものが価値があるとやせ我慢的満足を抱きつつ鑑賞を早めに切り上げて終了します。



 街の中にそんなにたくさんの陶芸店があるわけではありませんが、かなり散らばってあちこちにあります。



 最近は備前のような薪で焼かれる製法が多くなっており人気もあるようです。確かに泥の特徴を見るとその方が合うような気はします。



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二胡弦堂
創業2008年 二胡弦堂