馬乾元印度紫檀二胡10 - 二胡弦堂

  本掲載はすでに販売済みのもので比較参考のために残してあります。現在販売中のものはこのリストから探してご覧ください。

 馬乾元が保管していた古い二胡を譲ってもらいました。現行品とは違い、音質が丸くなっています。材もかなり古く枯れています。外観はまるで中古のようですが、一応新品となります。傷などありますのでご了承下さい。

 馬乾元印度紫檀二胡10の録音

 この二胡は現行品と年式、価格に差があるので、その点について注記しておきます。結論から言うとこれだけの価格を出す価値があるのかは疑問です。確かに現行の一級印度紫檀を使用したものと比較したら激安なのは間違いないものの、現行品は馬師による完成形であり、他のメーカーのものと異なる部分が見受けられる程に練り上げられています。この古い二胡は、現代に至る過程上にあるとも言える製品であって、これはこれで良さがありますが、現行品の方が安価ですし、完成されている点で一般的には現行品を選択するものと思います。古く珍しいという違いはあると思いますが・・。龍頭も現行で作れるわけですし。単に良い楽器が欲しいという人が選ぶ物ではないかもしれないということを念頭に置いていただければと思います。
 「何でも高いものの方が良い」と考えておられる方々には、ここで言っていることは何の価値もないということは承知していますが、良い機会なのでこの点についても取り上げます。皆様、日本在住の方々の多くは二胡が幾らで仕入れられているのかご存知ありません。その上、同じ物が他店で扱われていない場合があるので、販売店は独自に自由に価格を設定できます。高ければ価値が高まるので高値を付けます。お客様にもたいへん喜ばれます。しかし実際の状況がわかると逆転します。それで怒りと不審を感じ、うちのところに来たある方々は「仕入れ値がこの価格なのでこれで売って欲しい」と言ってきます。これまで来られたことのない方々なので、これまでの経緯は想像するしかありませんが、ご本人が不満を言われることはありますからだいたいわかることはあります。この状況についてどう思われますか? 弦堂では「ご自分で探して行って来られて買えば、その価格で売ってくれるかもしれませんよ」と言って以降の販売をお断りしています。実際のところ、この問題の全体は暴利?などと言われる販売店や一部の老師の問題ではなく、いろんな意味で顧客が何もわかっていないのが最も重い問題なのです。日本は資本主義社会なので、出資者がかなり権限があります。購入に至るということは支持を1つ投じたことになります。株主のような力を持っているので、顧客の質が低いと業界?全体が曇ってくるのです。購入にミスした場合、販売店ではなく、直接的にはあなたの問題なのです。認めたくないかもしれませんが、そういう発想は持っていてもらいたいと思います。
 そこで話を戻しますが、この下に写真を掲載している二胡・・本当に買う価値があるのかということですが、微妙な代物でありまして、観点のよって評価が変わります。小店では「馬乾元に匹敵する二胡は呂建華ぐらいしか見当たらない」と言っていますが、これだけの印度の古材、馬乾元の製作によるものとなると安過ぎるという見方は1つ可能です。しかし現行品の方が完成されています。しかもどんな仕入れ方をしているのかわかりませんが、今の方が安価です。ここからさらに突っ込みますと、馬乾元に対して音色の魅力の点で対抗できるのは古楽器ぐらいです。しかし古楽器にも馬乾元の蛇皮を貼ってしまうという・・。そうしたらこちらの方が、さらに
安くなってしまうこともあるのです。ただ古楽器と現代楽器は全く違う物なので一概に比較はできませんが、追求するとどんどんおもしろくなって、しかも安くなっていくというあり得ないような話が実際にあるのです。本当に自分にとって良い物を見いだすのは、確かに値段は関係していますが、それは多くの要素の1つに過ぎないということを理解する必要があります。それでもある程度の予算は要りますけどね。良い物を知るには失敗する勉強代も要りますしね(笑)あなたはこの二胡に一票を投じますか?

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