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大躍進時代に中国の様々な産業が国営化された時に新設された上海民族楽器廠が作っていた二胡の復刻です。まだ「敦煌牌」がなかった時代のものです。これを現代上海の名工・胡涵柔女史に作っていただきました。
弦軸以外はほぼオリジナル通りです。この材料は黄楊を使いますのでそれでリクエストしていたのですが、黄楊は使えないと言われます。どうしても歪みが出るからだと思います。いろいろ試行錯誤していただいたようで、今回は2種の弦軸が付けられてきました。以降は黒い方で作っていただきますので、2種類付いてくるのは今回だけです。
花窓は現代胡涵柔のものでお願いし、焼印も同じように入れていただきました。弦軸の間に入っている焼印の箇所にはオリジナルは紙が貼ってあって「上海民族楽器廠」と書かれていました。
オリジナルの二胡はまだ返して貰えず、新作の方だけ発送するけど良いか?と断ってきました。どういうことでしょうか? 研究しているに違いありません。だけどもうこれで十分のような気がします。本物とぜんぜん変わりません。